« だんご茶屋のりゅうぜんだんご | トップページ | 曹洞宗大本山永平寺の風景(その1) »

京福電鉄永平寺線跡

20060531_2
 永平寺に向かう途中に立ち寄った蕎麦屋さん「古跡館りうぜん」の傍には、国道を横切る鉄道の遺構がある。

 曹洞宗大本山永平寺の参拝客を目的に開通した京福電鉄永平寺線跡だ。2001年6月に京福電鉄越前本線が二度にわたる列車正面衝突事故を起こし、越前本線と三国芦原線とともに国から列車の運行停止命令が下ったのは2001年6月のこと。それ以降、安全が確保されるまでバスによる代行輸送。しかし、乗客減少による経営悪化中、重なる列車事故による国からの事業改善命令に線路改修費などの設備投資の拠出が困難となり、2002年10月21日、運行停止のまま2度と列車が走ることなく廃止になってしまった。

200605312_2
 以前、訪れたのは運行停止間もない2001年7月のこと。当時、道路を横切る踏切に立つと赤錆びたレールが真っ直ぐ永平寺駅に向かって伸びていた。夏の暑い日差しを浴びながらしばらく踏切に突っ立って、地方路線が次々になくなっていく中、ああここも鉄路がひとつなくなってしまったんだなと線路を眺めながらどんな列車が走っていたのだろうかと想像していた。

 このたび、約5年ぶりに永平寺を訪れ、蕎麦屋さん「古跡館りうぜん」にも立ち寄ったところ、赤錆びたレールは既に撤去され、路盤の茶色い砂利道がかつてここに列車が走っていたことを今に伝えている。

注意してみていないと見落としてしまいそうな鉄道の遺構。訪れる機会があれば、探してみてください。踏切跡には短いレールも残っていますよ。

|

« だんご茶屋のりゅうぜんだんご | トップページ | 曹洞宗大本山永平寺の風景(その1) »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 京福電鉄永平寺線跡:

« だんご茶屋のりゅうぜんだんご | トップページ | 曹洞宗大本山永平寺の風景(その1) »