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新旧の路面電車が行き交う街

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 鉄道業界では、平成18年4月29日に営業を開始した日本初のLRT(=ライト・レール・トランジェット)の富山ライトレールが話題となっていますが、富山にはもうひとつ、路面電車の富山地方鉄道富山市内軌道線が走っています。

 富山地方鉄道富山市内軌道線は、1913年 (大正2年)9月1日に富山電気軌道として開業したのがはじまりで、富山市による営業を経て、今では、富山駅の南側、富山市市街地の南富山駅前駅~大学前駅間6.4kmを路線とする富山市内の路面電車。この度、この路面電車に乗る機会があり、南富山駅から富山駅前まで乗車しました。

 南富山駅で出発を待つ一両の古びた列車。車内では、学生と小さな子どもを連れた親子、お年寄りと始発駅から乗り込む乗客はまばら。年季のはいったロングシートに腰掛け、出発を待ちます。

 ガタンガタン…と横揺れ激しく、でもどこか懐かしい揺れを感じながら、ひとつひとつ停留所に停車して丁寧に乗客を拾っていきます。運賃は、大人200円、子供100円の均一制でわかりやすく乗客にやさしい。停留所での乗降の様子を見ていると、今も市民に愛され、富山市内の重要な“足”として利用されているのが伝わってきます。

 ひと昔前まで日本全国の都市で活躍していた路面電車ですが、自動車に主役の座を奪われ、相次ぐ路線の廃止、縮小を迫られ、いまや貴重な存在となりました。でも、ここにきて都市における慢性的な交通渋滞の緩和策として、また、環境面から、路面電車が見直されています。そんな新世代の鉄道として開業したLRTの富山ライトレール、そして、昔懐かしい路面電車が今も現役で活躍する富山の街。

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 2014年度には北陸新幹線の富山乗り入れが予定されており、それに合わせて富山駅付近の高架化も計画中だとか。4月29日にJR富山港線の富山駅北~岩瀬浜駅間が日本初のLRTに移管され、富山駅の高架化実現の暁には、富山地方鉄道富山市内軌道線と富山ライトレールを接続し、直通運転を行う予定になっています。そうなれば、北陸線による南北分断が解消され、富山市の都市機能を大きく変えることになり、ますます路面電車の活躍が期待されます。

 将来の展望ある富山の新旧路面電車、乗り比べてみると楽しいですよ。

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静かな海辺の岩瀬浜

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 富山駅北からおよそ24分。富山ライトレールに乗車して終点の岩瀬浜に降り立ちました。

 駅舎やホームなどJR時代の面影は一切なく、低いプラットフォームに面して整備された目新しい広いロータリーが広がり、LRTの特徴のひとつである、列車からバスへスムーズに乗換えができるように列車のホームとバス乗り場が一体化されています。

 JR富山港線時代の平成17年7月時点では、富山~岩瀬浜間は朝夕を除いて1時間間隔の運転で、全20往復の運転であったのに対し、富山ライトレールでは、平日朝ラッシュ時は10分間隔、昼間は15分間隔、深夜は30分間隔で242往復と飛躍的に増便。また、駅間距離は600mを目安とし4か所の新駅を設置。運賃も大人200円、小人100円(平成19年3月31日までの期間は、平日の日中、土曜と休日は半額)と均一料金の採用など都市での鉄道輸送の認知を狙った運行形態に見直し、乗客確保に努めています。

 それもそのはず日本におけるLRT第一号としてお手本となる新交通システムになるのだから…。富山ライトレールは日本全国からLRTの実例として脚光を浴びることでしょう。


 終点の岩瀬浜駅は、町の中心からは少し離れており、列車が去ると海辺に近い駅はもとの静けさを取り戻したようです。それにしても照りつける真夏の日差しが目新しいロータリーのアスファルトを焦がして暑い。周りを見渡すと、コンビニを発見。次の列車まで飲み物を買って喉を潤そう。

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新生、富山ライトレール乗車!

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 富山ライトレールは、富山駅北駅が起点で、終点の岩瀬浜まで全長7.6kmのJR富山港線から移管された新交通システムLRT(=ライト・レール・トランジェット)、簡単にいえば次世代路面電車のことです。日中は15分間隔の高頻度定時運行を行うことで利便性をアピールし、地域に密着した安全・安心・快適で環境にやさしい公共交通を目指しています。

 その話題の富山ライトレールに乗車体験してきました。
起点の富山駅北駅を出発すると、2駅目の奥田中学校前駅の手前、奥田中学校踏切までは、新設路面の道路上に敷設された軌道、併用軌道区間で、街中の道路をゆっくりとしたスピードで走り抜けます。

 2つ目の奥田中学校前駅からは、JR富山港線時代の路盤をそのまま使っており、専用軌道上は、ぐんぐんスピードを上げ、直線区間では最高速度時速60kmで疾走します。駅間距離は平均0.63kmと1kmにも満たないため、すぐにスピードダウンしてしまいますが…。さすがに専用軌道では、揺れを感じるのですが、それでも明るく落ち着きのある車内は、快適!快適!

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途中、停車する各駅では、JR富山港線時代の駅舎、ホームは撤去(東岩瀬のみ駅舎とホームが残っていた)されており、代わるバリアフリー化された低床ホームには、屋根や椅子、スロープ、駅の時刻表や路線図、周辺地図など統一されたデザインでまとめられており、とてもわかりやすく使い勝手の良い構造やサイン表示に仕上がっています。

 運賃は、大人が200円、小人(小学生)が100円の均一性で利用頻度を高める料金設定となっています。さらになんと!平成19年3月31日までの期間は、平日の日中、土曜と休日は半額の運賃で乗車できるのです。割引対象の時間帯をねらって乗車すれば、往復200円でLRTが体験できるというもの。終点の岩瀬浜までおよそ24分の話題の鉄道の旅が楽しめます。現に、僕が訪れたときも割引の時間帯だったため、200円で富山駅北駅⇔岩瀬浜駅を往復しました。

 期待を背負った日本初のLRT。立客の姿もある車内、各駅での乗降者数から察するに、どうやら幸先のよいスタートのようです。

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新生、富山ライトレール出発!

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 富山から日本海沿いの岩瀬浜まで、全長8.0kmのJR富山港線を引き継いで、新交通システムLRT(=ライト・レール・トランジェット)の富山ライトレールが、華やかに平成18年4月29日、営業を開始しました。そろそろ開業ブームも落ち着いた頃だろうと、頃合いを見計らって、8月のある日、新生、富山ライトレールを体験してきました。

 富山の街を南北に分断するJR北陸線富山駅を長い地下道で潜り抜け、ライトレール乗り場のJR富山駅北口に向かいます。地下道から富山駅北口に出ると、新しい3面2線の行き止まり式ホームに、立山の新雪をモチーフにしたスノーホワイトを基調色に、黒いマスク、イエローグリーンのラインの入った丸みを帯びた2両編成の低床車両が出発を待っています。まるでヨーロッパ調の斬新なデザインの車両がとても印象的です。

 真夏の昼下がり。厳しい暑さの中、冷房の効いた車内に駆け込み、いよいよ初のLRT出発の時を待ちます。

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新交通システムLRT

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 富山に新交通システムLRTが誕生しておよそ3カ月。8月のある暑い日、富山市内に立ち寄った際、時間があったので4月29日に開業したLRT、富山ライトレールを体験してきました。

 LRTとは、ライト・レール・トランジェットの略。フラットでバリアフリーのホームから乗り降りできる低床式車両、輸送力を確保した定時運行、ホームからスムーズにバスへの乗り換え可能な利便性などを追求した次世代路面電車のことです。ヨーロッパを中心に世界各国の大都市で路面電車が見直され、大都市で渋滞を引き起こす車に取って代わって、現在では70以上の都市で導入されています。

 日本でも路面電車が走る都市は少なくなってきていますが、低騒音、乗降の利便性はもとより、交通渋滞の緩和、二酸化炭素の削減といった環境面からも見直され、広島や鹿児島のように老朽化した車両の代替として低床車両の新造や新たにLRTの導入計画のある都市があります。

 そのような中で、富山市はLRTをいち早く導入したさきがけ的な都市です。LRTの導入で、どこの都市も慎重になっているのは、やはり一番は採算性でしょう。新規にレールの敷設、駅や車両の新造などコストがかかりすぎて、期待されているLRTだけに本当に乗客を確保でき、維持できるのか、“無”から運行に至るまでは、さまざまな試練が待ち構え、緻密な計画を立てなければなりません。

 だが、富山ライトレールは、そこを低コストで実現したのです。富山から岩瀬浜までの路線の大半を2月28日限りで廃止となったJR富山港線の設備をそのまま使い、駅の改良や一部行き違い設備の新設や線路の付け替えなどを行い、既存設備をできるだけ利用することにより低コストで開業に至ったのです。

 富山から発進の次世代交通、富山ライトレール。LRT導入を考えている都市のよいお手本となるよういつまでも走り続けて欲しいものです。
 
 富山ライトレールの試乗記については、この次で。

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北陸をのんびり旅するならこの切符

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 福井、石川、富山の北陸3県を訪れるなら「北陸おでかけパス」を使って、普通列車に揺られてのんびり列車の旅はいかがでしょう。

 新鮮な素材をふんだんに使った駅弁めぐりや古都の町歩き、温泉めぐりなど映り行く車窓を眺め、途中下車しながらのんびりとした旅が楽しめるはず。

 北陸本線の長浜~谷浜、小浜線の青郷~敦賀、越美北線、七尾線、城端線、高山本線の富山~猪谷、大糸線の糸魚川~中土の総延長639.3kmがフリー区間の「北陸おでかけパス」は、同区間の普通列車、快速列車が一日乗り放題で大人2,000円、小人1,000円と安い!フリー区間の駅の名前を並べてみてもあまりピンと来ないかもしれないので、わかりやすい区間で例えてみることにしましょう。

 639.3kmという距離。東京駅を起点に東海道線で計算すると、大阪まで?いやいや、まだまだ。神戸を越えて山陽本線へ。姫路のひとつ手前、御着駅(640.0km)までの距離に相当します。因みに、同区間の運賃を計算してみると9,350円にもなります。

 運転本数の少ないローカル線が多く、盲腸線もあるので、一日では「北陸おでかけパス」のフリー区間をすべて乗り通すことは到底無理だけど、それくらいの距離がフリー区間で一日乗り放題と考えれば、とても得した気分になりませんか?

 忙しい毎日から少し離れて、たまにはのんびりした旅もよいものです。


「北陸おでかけパス」
発売期間:利用日の3日前までに購入
利用期間:平成18年10月1日(日)までの土・日・祝日
価格:おとな2,000円、こども1,000円

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金沢の朝

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 早朝に目が覚めた。今日も快晴。暑くなりそうだ。

 ゆっくり目にホテルをチェックアウト。

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 旅の家族連れを横目に、金沢駅の改札へと向かう。

 行き先は富山。

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ホッとひと息

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 金沢での仕事を終え、駅下の食堂街の暖簾をくぐる。
カウンターに腰掛け、まずはビール!ではなく、飲めないので、お茶を一気に飲み干す。

「おっちゃん、もう一杯!」

今日は、暑かった。

 テレビのニュースを見ながら、おススメ定食を一気に完食。
今日はよく歩いたなぁ~。歩くのは苦にならないが、暑さがこたえた。

 早々に店を出て、宿に潜り込んだ。

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モンベルスタンプラリーにチャレンジ!

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 アウトドアメーカーのモンベルは、日本全国に直営店「モンベルクラブショップ」を40店舗展開(平成18年8月現在)しています。

 数あるアウトドアメーカーでも、一番のお気に入りのモンベル製品は、機能性に優れており、衣類、ギア(道具)とも、山や海、普段着に至るまで、あらゆるシーン、フィールドで大活躍。

 今や僕のアクティブライフに欠かせない存在となったモンベルが、現在、モンベルクラブメンバー限定のスタンプラリーを開催しています。全国のモンベルクラブを、北海道、東北、関東、中部・北陸、関西、中国・四国、九州の7エリアに分け、1エリアにつき1店舗、3,150円(税込)以上の買い物をするとショップのスタンプを押印。3エリア、5エリア、7エリア達成でそれぞれスペシャルプレゼント(非売品)がもらえるというもの。関西のショップばかり覗いているのですが、この度、他エリアとしては初めて金沢駅近くにある金沢店に立ち寄り、関西エリアに次ぐ、中部・北陸エリアを達成しました。

 モンベルクラブは、日本全国にショップを構えているので、旅先でのアウトドアライフをサポートしてくれるはず。ショップの場所を確認して、さあ、旅に出よう!

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せっせ、せっせと歩き続ける…

20060814
 汗を拭いながら、金沢駅から香林坊へ歩け歩け…。

 真夏の太陽が照りつけ、汗が噴き出してくる。

 近江町市場や尾山神社を横目に、目指すは香林坊。

 今回は、ゆっくり観光している時間はない。だって、仕事で訪れた金沢だもの。

 う~ん。残念。(汗)

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変貌する金沢駅

20060813
 静かな郊外の駅といった雰囲気の隣駅、東金沢駅から普通列車に揺られ金沢駅に到着。金沢駅は観光客や通学の生徒たちなどで構内は賑やか。一気に都会に迷い込んだみたいで、一駅でこれだけの乗降客の違いがあるのかと驚かされる。

 今まで何度となく金沢駅を訪れているので、金沢駅の賑わいは承知の上だが、西から東から特急列車が発着し、その都度、観光客やサラリーマンがどっとホームに押し寄せ、駅構内を往来している人の波に右往左往。ちょっと立ち止まり、乗客の動向をしばらく観察していると、さすが北陸一の観光都市である。観光客の姿が目立ち、それぞれの表情を見ていると旅先に到着した安堵した顔、これから始まる旅を前に笑顔に満ち溢れていたりと表情はさまざま。

 高架駅となり駅舎や駅前広場も整備され、いつ新幹線が乗り入れてもおかしくない立派な駅を見上げると、加賀百万石前田家の栄華を今に垣間見た感じがした。

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東金沢駅前で

20060812
 真夏の太陽が照りつける8月のある日、僕は金沢駅の隣駅、東金沢駅に降り立った。広い駅前広場には客待ちのタクシーが2台停まっているだけで人気がなく、ひっそりとしている。

 時計の針は、10時を指しており、既に頭上真上に居座った太陽がアスファルトを焦がす。駅前に立つと、でんっと、ぶつ切れた高架橋が飛び込んできた。金沢駅方面へ北陸線に並行するように延々と続いている高架橋は、まるで町に現れた万里の長城のよう。

 いよいよこの“万里の長城”に新幹線が疾走する日も近いのだろうか。

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夢の丸太小屋に暮らす9月号

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 特集は、間取りで決まる住みやすさ。

 オーナーがログハウスを建てる資金や生活に合わせた間取りなど実例を交えて解説。理想のログハウス生活を実現させた体験談など、家づくりに参考になる情報が満載です。

 ログハウスを建てると庭もこだわりたいもの。別冊付録に、庭づくりのハウツー本、「実践・庭づくりDIY」がついており、1,980円。

 実例の写真が多く、毎号、見るだけでも楽しめる、まさに夢の丸太小屋本です。

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BE-PAL9月号

20060810
 夏休み真っ只中。皆さんはどんな夏休みを楽しんでいますか?

 本日発売のBE-PAL9月号の特集は、「ニッポン癒し紀行」。

 自分の足で歩いてみると、映り行く風景をゆっくり眺め、聞こえてくる音に耳を傾ける。

 野山を駆け抜け、風を肌で感じる…。

 自然に身をゆだねていると心癒され、素直な気持ちになります。

 この夏は、そんなひとときを味わえるようなあなたらしい極上の旅を見つけてみてはいかがでしょうか?

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「吹屋ふるさと村」を訪れるなら

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 岡山県高梁市にあるベンガラと銅山の町、「吹屋ふるさと村」を訪れるなら、断然、車が便利。でも、移動手段が鉄道など公共交通機関でしか…という方、耳寄りな情報です。

 JR西日本が、最寄駅の伯備線、備中高梁駅から「吹屋ふるさと村」への観光周遊バスを運行しています。期間は、平成18年7月22日から11月26日までの土・日・祝日運行で、JR備中高梁駅9時40分発、広兼邸、笹畝坑道、ベンガラ館、吹屋の町並み散策、紺屋川筋と主要なスポットに立ち寄りながら、備中高梁駅に15時40分頃到着というコースです。

吹屋の町の観光ガイドもついて、大人3,000円、こども2,000円とお得。木漏れ日を浴びながら山間部を分け入る周遊バスに揺られて、「吹屋ふるさと村」を訪れてみませんか?

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城郭のような庄屋の建物、広兼邸

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 銅山と赤色顔料のベンガラの生産地で栄えた岡山県高梁市吹屋地区は、旧街道沿いを中心として「吹屋ふるさと村」として国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、江戸時代後期から明治時代にかけて繁栄した当時の華やかさが伝わってくる建物群です。

 その旧街道の町並みから少し離れたところにあるのが広兼邸。広兼邸とは、銅山とベンガラの製造で巨額の富を築いた庄屋で、見上げるような石垣はまるで城郭を思い起こさせる構えで、当時の大富豪であったことを偲ばせます。

 坂を上り、楼門から“城郭”の中に入り込むと、母屋が中央に配置され、向かって左側が立派な庭園を目の前にした離れ座敷、茶室、さらに奥には土蔵。母屋の反対側は、台所が配置され、さらに奥には下男下女の部屋、農作業場と敷地面積2,581㎡のそれは立派な建物です。

 しきりに地元の方々が、しきりに広兼邸を見学するように薦めていた理由がわかりました。昭和62年と平成8年の二度にわたり、映画「八つ墓村」のロケ地でもある広兼邸は、「吹屋ふるさと村」では外せない見学スポットです。

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ベンガラ工場を復元!「ベンガラ館」

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 岡山県高梁市成羽町吹屋地区は、江戸時代後期から明治時代にかけて銅山と赤色顔料のベンガラの生産地として栄えた地区。
 
 街道沿いの町並みは「吹屋ふるさと村」として国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、庄屋や小学校など当時の姿で保存されています。吹屋の旧街道沿いには、赤銅色の石州瓦やベンガラ格子の商屋や町屋が続き、ちょっと珍しい赤い建物の町並みが続いています。

 吹屋を訪れたら、周囲がベンガラで染色された建物ばかりなので自ずとベンガラのことをもっと知りたくなるはず。探究心があれば「ベンガラ館」を見学してみよう。かつての工場を明治の頃の姿そのままに復元したのが「ベンガラ館」で、ベンガラの歴史、用途や製造工程など音声での説明もあり、よくわかると思います。

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夏のおススメスポット、涼を求めて坑道見学はいかが?

 ギラギラと照りつける暑~い日差しの中、じっとしていても汗が噴き出してくる夏の昼下がり。こういうときは、坑道見学が一番。
 
 今まで兵庫県の生野銀山、三重県紀和町鉱山トロッコ列車に乗っていく湯ノ口温泉、福井県の中竜鉱山跡など坑道見学してきましたが、いずれも訪れたのは真夏。坑道跡の中に一歩足を踏み入れると、そこは別世界が広がります。

 暗く細い坑道の中はヒンヤリと冷気が漂い、冷たい空気が火照った体を包み込んでくれて、ヒヤッと涼しくて気持ちいい。時より狭くなる坑道に身をかがめながら奥へと進み、天井からポタポタ落ちる水滴が腕にポタッと当たったりしてビックリ。

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 岡山県の高梁市吹屋地区の笹畝坑道は、江戸時代から明治、昭和初期にかけて繁栄した銅山。その坑道の一部は、他の鉱山と同様、見学できるように整備されています。銅山と赤色顔料のベンガラの生産地として栄え、今では国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「吹屋ふるさと村」にある笹畝坑道。夏の坑道見学は、その鉱山の歴史だけでなく、鉱山とともに発展した町の歴史を知ることができ、大変興味深い。夏休みの自由研究に鉱山見学はおススメです。

 笹畝坑道を見学するなら、吹屋の町並みもぜひご覧ください。郷土館、庄屋の広兼邸など4施設の見学施設がセットになった「吹屋ふるさと村周遊券」で見学できます。

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日本最古の木造校舎の吹屋小学校

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 岡山県高梁市成羽町吹屋地区にある吹屋小学校は、明治33年から同42年にかけて建築され、現役で使用している木造校舎では日本最古の小学校です。

 いかにも山間のひと昔前の学校といった佇まいを見せている木造小学校。どこか懐かしさを感じます。

今まで、いったいどれくらいの生徒たちがこの木造校舎から巣立って行ったのでしょう。これからも変わらず、いつまでも吹屋の学び舎として活躍して欲しいものです。

 見学は外から。今も現役の小学校校舎なので、校舎内は立ち入ることができません。外からそーっと見学しましょう。

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「吹屋ふるさと村周遊券」で旧片山邸を訪ねて

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 国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「吹屋ふるさと村」を巡るには、4施設が見学できる「吹屋ふるさと村周遊券」が便利でお得。

 まずは、その4施設のひとつ、旧片山邸を訪ねることにしました。吹屋は、江戸時代後期から明治時代にかけて、銅山と赤色顔料のベンガラの生産地として栄えた地区。旧片山邸は、ベンガラの窯元で郷土館として一般に開放し、当時の商屋の姿を今に伝えています。

 中に入ると、土間には釜が配置され、ぐるりと中を見渡すと柱や梁の木組みには巨木が使われており、母屋には入り組んだ小さな部屋がいくつも。特に奥座敷には生漆とベンガラで塗り上げられ、大胆かつ緻密な商屋の造りで、当時の繁栄をうかがい知ることができます。

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「吹屋ふるさと村」は、お得なセット券で町巡り

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 江戸時代から明治にかけて中国地方第一の銅山町で栄え、さらに赤色の無機顔料のベンガラの生産地で名の知れた岡山県高梁市の吹屋地区。

 町巡りには、「吹屋ふるさと村周遊券」を買って、吹屋の町を楽しもう。「吹屋ふるさと村周遊券」は、明治時代初期の商屋の佇まいを伝える旧片山邸と郷土館、赤色顔料のベンガラの工場を復元したベンガラ館、銅山跡の笹畝坑道、銅山とベンガラで富を得た庄屋、広兼邸の吹屋を代表する4施設の入場がセットになったお得な割引券。

 4施設見学できて、800円。有効期限がなんと!3ヶ月!周遊券も赤いチケットで、ベンガラを想像させるこだわりのチケットです。

 一日で見学し切れない場合は、3ヶ月有効なので、もう一度、お越しくださいって。最初に訪れた旧片山邸で言われました。う~ん。ちょっと遠いから、がんばって4施設を夕方までに巡ろうっと。

 写真は、旧片山邸の入場券をもぎられた「吹屋ふるさと村周遊券」です。

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貴重な昔の生活道具が保存されている吹屋資料館

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 「吹屋ふるさと村」の保存地区のはずれにある資料館。

 資料によると、明治中期頃の建築のこの建物は、昭和30年に成羽町と合併するまで吹屋町の役場として使用されていたそうです。合併後は、昭和48年まで成羽町役場吹屋支所として使用され、昭和55年に改装され資料館として現在に至っています。

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 隙間ができて、きちっと閉まらなくなってしまった玄関戸。現役で時を刻んでいる柱時計。2階建ての建物の中には、昔の祭りに使った神輿や農耕具、民具などが保存されており、当時の生活ぶりをうかがい知ることができます。

 成羽町が高梁市に編入(平成16年)された今も、時代に流されることなく、吹屋町の歴史を今に伝えている資料館です。

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「吹屋ふるさと村」の夏の風景

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 江戸時代から明治にかけて中国地方第一の銅山町で栄え、さらに赤色の無機顔料のベンガラの生産地で名の知れた岡山県高梁市の吹屋地区。

 吹屋の町並みを「吹屋ふるさと村」として岡山県が整備し、昭和52年5月、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

 旧街道沿いには、赤銅色の石州瓦やベンガラ格子の商屋や町屋が続き、赤い町並みという独特の雰囲気を醸し出しています。

 「吹屋ふるさと村」の一角にある藤森食堂でお腹を満たし、外に出でみると、青空が広がる夏空の下、赤いベンガラ色に染まった蔵が目に飛び込んできました。ここ、吹屋では蔵も赤いのです。

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