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風雨に耐えてきた富士山測候所

20061026
 富士山頂上、剣ヶ峰には、言わずと知れた富士山測候所がある。その測候所に続く、最後の急坂は、馬の背。両側が富士の裾野と火口の絶壁で、まさに馬の背を登っているようだ。坂は砂礫でとても歩きにくく、靴がめり込み、ズルズルと滑り落ちてしまいそうだ。風の強い日は特に注意して歩かないと、吹き飛ばされてしまいそうである。

 馬の背をクリアすれば、そこは富士山測候所である。ここで、富士山測候所について。

 富士山測候所は、昭和11年(1936年)日本最高峰の剣が峰に開設の世界最高所の常設気象観測所測候所(当時)で、昭和39年9月10日にはドーム型の富士山レーダーが設置された。富士山頂上の極めて厳しい自然環境の中での富士山レーダー建設は、昭和の一大プロジェクトとして、NHKの人気番組「プロジェクトX」でも紹介されている。

 富士山の頂上で気象観測を続け、富士登山客からも山頂の建造物として長年親しまれてきたが、平成16年10月1日には無人化され、気象レーダーも気象衛星に取って代わって、その役目を終え、現在は、富士吉田市の富士山レーダードーム館(道の駅富士吉田内)に移設、展示されている。富士山頂からドームはなくなったが、測候所の建物は健在で、現在は無人で気温・湿度・気圧の観測が続けられている。

 測候所に近寄ると、厳しい環境の中、長年、風雨にさらされてくたびれた建物が赤く錆びており、痛々しい。空を見上げると、どこまでも澄んだ青い空と容赦なく照りつける太陽が眩しかった。

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