平和がテーマの美術館 フィリア美術館

20060508
 豊かな自然に囲まれた八ヶ岳の麓、山梨県小淵沢の地に“平和”をテーマにした美術館、フィリア美術館がある。このたび、八ヶ岳を訪れた目的のひとつがフィリア美術館を訪れることであった。

 フィリア美術館は、平和への願いをこめた私設美術館で、館内には日本で初めて展示されたアウシュビィッツの獄中で制作された作品をはじめ、東欧の絵本作家の原画などが常設展示されている。また、館内にはパイプオルガンがあり、音楽会や朗読会なども催されている。

 小さい美術館なのでフィリア美術館と聞いても知っている方は数少ないかもしれない。昨年、2005年の大晦日のNHK紅白歌合戦の番組の中で吉永小百合さんが原爆詩の朗読で出演した場所といえばわかってもらえるだろうか。パイプオルガンの設置している展示室での朗読が中継で放送されたのだが、番組を見ていた方は覚えているかもしれない。

 吉永小百合さんは多忙の中、各地で原爆の朗読会を催しており、朗読を通して戦争の悲惨さを伝えている。その朗読会に携わっているOさんとある時、旅先で知り合い、吉永小百合さんが反戦・反核運動の社会的活動を行っていることを知った。それ以来、Oさんとはマメに連絡をとる仲となり、実際、宇治市で行われた朗読会にも参加し、吉永さんの実に心のこもった朗読を聞かせてもらった。

 「八ヶ岳に行く機会があれば、ぜひフィリア美術館を案内したい。」と前々からOさんから聞かされており、今回、旅作家の斉藤政喜さんの自宅で開催される春のパーティーに参加するため八ヶ岳を訪れた機会にあわせて、小淵沢でOさんと落ち合うことにしたのだ。

 道の駅「小淵沢」で待ち合わせをして、高原の小さな「フィリア美術館」を案内してもらう。小淵沢では何度か車で走ったことのある見覚えある道を少し走り、道の駅からすぐに到着した。案内してもらわないと見過ごしてしまいそうな美術館である。

 館内に足を踏み入れると、大きなパイプオルガンが目に飛び込んでくる。音楽好きな嫁のばりこは、パイプオルガンに目を輝かせ、案内してくれた館の学芸員の中山さんに根掘り葉掘り聞いている。楽器に疎い僕は、さっぱりだ。

 静かな高原に佇むフェリア美術館。これからも企画展をはじめ、音楽会や朗読会など様々な催しを通して、平和を発信し続けていきたいと案内してくれた学芸員の中山さん。


 ちなみに次回の吉永小百合さんの朗読会は、6月21日(水)沖縄コンベンションセンターで18:00開場、19:00開演です。
詳しくは、琉球放送コンテンツ事業部 電話:098-860-2055 まで

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